永久不滅の青春バスケ漫画スラムダンクには魅力的なキャラクターが大勢登場しますが、その中でも後半(全国編)で登場した大栄学園の土屋淳史は相当な実力者の雰囲気を漂わせていましたね。
陵南の彦一は「どことなく仙道さんタイプやな...」と評していて、仙道クラスの実力がありそうな描写がされています。
ただ、みなさんのご存知のとおりスラムダンク全国編ではっきりと描かれた試合は、湘北と戦った豊玉高校と山王工業だけです。
けっきょく土屋の実力はどんなものだったのか?こんな疑問が残りますね。
仙道クラスの選手なのか?それともそれ以上なのか?気になるとこです。
今回はそんな謎多きキャラクター土屋淳の実力を解明していきます。
また、この土屋には実在するモデルが存在するのを知っていましたか?
土屋のモデルになった人物についても合わせて紹介します。
土屋淳の実力はどれほどなのか?
まず土屋淳を語る上で外せないのが大坂予選の豊玉戦での活躍ぶりですね。
試合の描写を見た第一印象は長身であることと、顔が流川に似ているといった感じです。
岸本の上からジャンプシュートを決めてるとこを見ると、岸本と同じかそれ以上の身長がありそうですね。
岸本の身長が188cmですので土屋の身長は190前後くらいかもしれません。
当初、大坂予選は、「ラン&ガン」を武器に全国大会常連となっていた豊玉が優勝大本命と思われていましたが、実際に試合が始まると、これまで100点ゲームで連勝していた豊玉を土屋率いる大栄学園が圧倒しました。
土屋はゲームを上手くコントロールしてロースコアな展開に持ち込み、豊玉の強みである「ラン&ガン」オフェンスを完全につぶします。
実際に描かれた土屋のプレイシーンは、岸本を翻弄してアシストとジャンプシュートを決める場面だけなので、その実力がどれほどなのかは、もはや想像するしかありません。
そうなると土屋の実力を計るのにキーとなるのが豊玉対湘北と大栄学園対豊玉の対比です。
湘北対豊玉では最終的には91-87と4点差で湘北が勝ちました。
一方の大栄学園は試合時間残り2分弱のときに61-51と10点差でリードしていましたね。
湘北も土屋率いる大栄学園も豊玉に対して同じような点差で勝っていることがわかります。
湘北は試合途中でチームナンバー1の得点源である流川が不在の時間もあったので、実際にはもっと大差で湘北が勝利しててもおかしくなかったと思いますが。
いずれにしても対豊玉戦という視点で見れば、土屋率いる大栄学園は湘北と同等程度の力があると思われます。
そして土屋はその大栄学園の中心選手であるわけですので、やはり全国でもトップクラスの実力があるのではないでしょうか?
大栄学園の他のメンバーがどれほどの実力があるかにもよりますが....
仮に土屋以外の選手がそれほど実力がないならば、土屋の実力は仙道クラスにあるかもしれません。
土屋のポジションや身長は?
豊玉戦の描写を見る限りは味方を活かすのが上手い長身のフロアリーダーというのが土屋の特徴です。
土屋のポジションが明確に描写されてるシーンはないですが、個人的には彦一が「どことなく仙道さんタイプや..」と言っていたので、仙道と同じくポジションはSFなのではと思います。
SFだけどゲームの展開を作ることができる、いわゆるポイントフォワード的なプレーをするのでなないでしょうか?
スラムダンク連載当時のNBAで言うとこのスコッティ・ピッペン(シカゴ・ブルズ)なんかが土屋のモチーフになってるのかもしれません。
ピッペンはNBA歴代最高峰のオールラウンダーと言われています。
ただ、土屋には実在する元日本代表選手が存在するようです。
土屋のモデルは梶山信吾
引用:https://ameblo.jp
土屋のモデルは日本代表や三菱電気などで活躍した元プロバスケット選手の梶山信吾のようです。
梶山は大阪の大商学園在籍時に全国大会で優勝したことがあり、そのことからスラムダンクファン(特に関西圏)の間では土屋=梶山、大栄学園=大商学園という認識になっています。
ちなみに梶山が大商学園で全国制覇した年は、土屋がスラムダンクに登場した1.2年前あたりのウィンターカップなので、時系列的にもちょうど合いますね。
梶山の身長は190cmと長身ながらポジションはFをこなしていました。
もし本当に土屋のモデルが梶山だとすると土屋の身長も同じく190cmでポジションはSFと考えるのが自然ですね。
と考えると、やはり予想した通り土屋のポジションはSFでその実力は全国トップクラスと考えて間違いないと思います。
また、土屋のモデルとされる梶山が全国大会で優勝したことを考えると、スラムダンクのインターハイで優勝した高校は大栄学園という可能性も高いですね。
ちなみに土屋モデルとなった梶山の現役時のプレーがこちらの動画です。
アウトサイドシュートあり、ポストプレーありと、オールマイティーな能力を持っていることがわかります。
土屋にもこのオールラウンド力が備わっているのでしょう。
さらに大商学園が全国大会で優勝した決勝の動画がこちらです。
こう見ると土屋のモデルとなった梶山は、いわゆる高校バスケの典型的なエースだったことがわかります。
シュートにリバウンドに何でもこなしていますね。
やはり髪型や長身のスタイルなど風貌も土屋と被るとこが多いし、梶山が土屋のモデルと見て間違いないのではと思います。
また、梶山自身がスラムダンク作者の井上氏と接点があったことを語っている記事がありました。
大商学園(大阪)3年のウインターカップで優勝した後、全日本ジュニアの合宿で井上さんとお会いした時に、バスケットパンツにイラストを描いていただきました。「スラムダンク」(単行本21巻)に出てくる大栄学園の土屋淳選手に似ていると仲間から言われていたこともあって、すごくうれしかった。その後のバスケットを頑張れる大きなきっかけにもなりました。
引用:https://dot.asahi.com
井上氏が土屋のモデルを名言したわけではありませんが、これだけの類似点があるのですから少なくとも梶山さんからインスピレーションを受けて土屋というキャラクターは生まれたのだと思います。
もし土屋のポジションがSFだった場合は?
土屋のポジションがモデルである梶山さんと同じSFだった場合は、ライバルは流川、仙道、沢北と超強力になります。
はたして土屋はこのスパースターに太刀打ちできるのか?
この中でタイプ的に分けるなら、スコアラータイプの流川と沢北、アシストもある万能タイプの仙道、土屋という図になります。
こう考えると、彦一が「どことなく仙道さんタイプや」と言ったのも合点がいきますね。
やはり土屋は仙道と同じタイプのSFで、実力も同じレベルのかもしれません。
土屋は神奈川より少しレベルの落ちる大坂でチームを優勝させ、仙道は全国トップクラスの激戦区である神奈川の中でチームをあと一歩で全国出場させるとこまで導きました。
土屋の実力は仙道と近いとこにあるのでしょう。
スラムダンクの続きがあるのなら、この土屋vs仙道、沢北、流川などのマッチアップが見たいものですね。
スラムダンク最終回のその後が描かれた物語、あれから10日後とは?
まとめ
スラムダンク全国編で登場した大物感漂う土屋淳ですが、その実力は全国トップクラスと予想できます。
プレースタイルは仙道と同じような味方を活かしつつ自分も得点できるオールラウンダーで、ポジションはモデルとされる元日本代表の梶山信吾選手と同じSF。
そんな土屋もランクインしているランキングはこちら。
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