スラムダンクの小さな巨人と言えば、湘北の切り込み隊長宮城リョータですね。
168cmと上背はありませんが、抜群のスピードと知性的な一面をもった湘北不動の
ポイントガードです。
そんな宮城にはモデルとなったNBA選手がいるのはご存知ですか?
宮城のモデルとなったのは、主にフェニックス・サンズで活躍したケビン・ジョンソンです。
今回は宮城のモデルとなったケビン・ジョンソンをご紹介します。
三井のモデルとなった、マーク・プライスとの意外な因縁もあるので是非読み進めて行ってくださいね。
宮城リョータ
湘北バスケ部の二年生でエースポイントガード。
電光石火と評される超絶スピードを武器に、相手ディフェンダーを切り崩したと思えば、冷静なゲームメイクを見せる。
また桜木には絶妙はフェイクを教えたりと、意外に後輩の指導も上手だったりしますね。
とまあ、オンコートでは非の打ちどころのない宮城ですが、一歩コートを離れれば、恋心を抱くマネージャーの彩子にデレデレになってしまう。
そんな愛されるキャラクター宮城リョータのモデルとなった、ケビン・ジョンソンについてご紹介していきますね。
宮城リョータのモデル、ケビン・ジョンソン
ケビン・ジョンソンは主に、フェニックス・サンズで活躍した選手なのですが、元々はクリーブランド・キャバリアーズにドラフトされNBA入りしています。
クリーブランドと言えば、昨シーズンまでNBAのキングことレブロン・ジェームズが所属していたチームですね。
ジョンソンはNBAドラフト1987で全体7位指名を受けていて、期待されてクリーブランドに入団しましたが翌年にトレードされています。
その理由に三井寿のモデルとなマーク・プライスが関係しているのです。
三井と宮城の関係
三井のモデルはマーク・プライスという選手で、宮城のモデルとなったケビン・ジョンソンがクリーブランドに入団する一年前に入った選手です。
詳しくはこちらの記事をお読みください。
プライスとジョンソンはどちらも、同じポイントガードの選手で一年先輩後輩の2人は、先発ポイントガードの座を巡って一年間、ポジション争いをしました。
その結果、三井モデルのプライスが先発ポイントガードの座を勝ち取り、宮城モデルのジョンソンはサンズにトレードで出されてしまったのです。
スラムダンクの世界では、どちらかと言えば三井がお払い箱的なポジションですが、モデルの2人は宮城がお払い箱だったのです。
三井が宮城に目をつけたのは、この辺の因縁が関係しているのかなと考えてみると面白いですね。
サンズ時代のジョンソン
サンズに移籍してからのジョンソンは本来の力を発揮し始めます。
平均20.4得点、12.2アシストを記録し、そのシーズン最も生長した選手に贈られるMIPを受賞します。
完全に才能を開花させたジョンソンは、三年連続で20得点10アシストを記録しました。
92-93シーズンには、ジョンソンのリーダーシップによりNBAファイナルに進みます。
しかし、ここでも因縁が。
小暮にとどめをさされる
シカゴ・ブルズとのファイナルは3勝4敗で負けて、ブルズの3ピート(3連覇)をゆるしてしまいました。
この4勝目を決める決勝3ポイントシュートを決めたのが、なんとスラムダンク小暮のモデルとされるジョン・パクソンだったのです。
試合時間残り僅かのところでパクソンが放った3ポイントシュートが決まり、ジョンソンに引導を渡したのです。
スラムダンクではチームメイトの三井、小暮に、散々な目に遭っているのが、宮城モデルのケビン・ジョンソンなのです。
そんなジョンソンの所属するサンズには、桜木のモデルと噂されるチャールズバークレーもいました。
このようにスラムダンクとNBAを見比べると、なんだか面白いですね。
それではジョンソンの気になるプレースタイルについてご紹介しますね。
ケビン・ジョンソン、プレースタイル
なんといっても気になるのがジョンソンのプレースタイルですよね。
ジョンソンの身長は185cmで日本の中なら高身長な方ですが、2m超える選手がうじゃうじゃいるNBAの中だとかなり小柄な方です。
またNBA選手は身長をかなりサバをよむところがあるので、実際の身長は180cmくらいの可能性はありますね。
小柄なジョンソンは宮城同様に抜群のスピードを持っていて、果敢にリングにアタックし、120cmとも言われる垂直跳びを活かして、強烈なダンクをかましていました。
宮城得意の飛び蹴りは、完全にジョンソンゆずりのものですね。
ただ唯一、宮城とジョンソンの違うところがあります。
それは宮城はアウトサイドシュートが苦手なのに対し、ジョンソンはアウトサイドシュートを得意としているところです。
まあ、宮城が外のシュートも得意だったら湘北が強くなりすぎてしまうから、あえてアウトサイドシュートを欠点にしたのかもしれませんね。
とくに湘北って一芸に長けた五人みたいな感じですしね。
ジョンソンのプレーはこちらから。
キャリア終盤のジョンソンは故障がちになり、引退するのですが、引退した翌年に、なんとまた復帰しています。
サンズのプレーオフ進出に貢献したジョンソンは、プレーオフ終了後に二度目の引退をし、本当の現役引退をする。
ジョンソンはドリームチーム2と言われた、アメリカ代表にも選ばれていてまぎれもないスーパースターです。
またサンズでつけていた宮城と同じ背番号7は永久欠番になっています。
現役引退後のジョンソン
現役引退後のジョンソンは、サクラメント市の市長に就任します。
黒人として市長になるのは、サクラメント史上初のことだっだようです。
ジョンソンは次々に新しい政策を打ち出していったようで、ホームレス減少やボランティア活動増加などに尽力したみたいです。
そんなジョンソンの一番の功績は、サクラメントを拠点にするNBAチーム、サクラメント・キングスの慰留のようです。
アナハイム・キングスとして生まれ変わることが決まっていたところを、ジョンソンがなんとか慰留させました。
サクラメント・キングスは未だに健在です。
キングスと言えば日本ではジェイソン・ウィリアムズのイメージが強いかもしれませんね。
そんなキングスを救ったジョンソンが宮城のモデルと思うと、なんだか誇らしいですね。
宮城とジョンソンの共通点
・小柄な身長
・ツーブロックの髪形
・背番号7
・電光石火のスピード
・バッシュが同じ(コンバース、アクセレーターHI)
スラムダンクのモデルで宮城以上に忠実に再現されたNBA選手は他にいないのではと思えてきますね。
まとめ
スラムダンク宮城のモデルとなったNBA選手、ケビン・ジョンソンを紹介しました。
容姿からプレースタイルまで、かなり忠実に再現されたのが宮城リョータなのですね。
また三井や小暮のモデルとの関係も、なかなか面白いですよね。
他にもスラムダンクのモデルとなった選手について書いてある記事があるので、よければお読みください。
→スラムダンク小暮のモデル、パクソンを知ると小暮を好きになる?
→スラムダンク流川のモデルがマイケルジョーダンとわかる10コの共通点!
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