スラムダンクのキャラクターには、それぞれモデルとなった選手が存在していることは有名な話ですね。
いろんなサイトやブログでスラムダンクのモデルとなった選手が紹介されていますが、この記事ではスラムダンクのモデルとなった選手の真実をご紹介しますね。
スラムダンクのモデルとなった選手を知ることで、さらにスラムダンクを読むのが楽しくなること間違いなしです。
スラムダンクのモデルとなった選手の前に
スラムダンクのモデルとなった選手をご紹介する前に大前提を。
スラムダンクは1990年(平成2年)から1996年(平成8年)にかけて連載されていました。
そのため、スラムダンクのキャラクターは少なくとも1990年までにはモデルが決まっていたと考えられます。
作中後半に登場したキャラクターは、また別だとは思いますが。
スラムダンクのキャラクターの多くはNBA選手がモデルになっていますが、この頃のNBAの勢力図もスラムダンクのモデルを考える上で重要になってきます。
それではスラムダンクが連載され始めた1990年のNBAをさらっとご紹介します。
1990年のNBA
NBAは10月後半から始まり、翌年の4月ごろまでレギュラーシーズンを戦い、そこから各カンファレンスから8チームずつがプレーオフに出場し優勝を争います。
1990-91シーズンはシカゴ・ブルズに所属する、あのバスケットの神様マイケル・ジョーダンが初のNBA優勝をはたした年でした。
前年のNBA覇者でイースタンカンファレンスを席捲していた「バッドボーイズ」と言われたピストンズをプレーオフで破ると、NBAファイナルではロサンゼルス・レイカーズに勝利しNBA優勝をはたしたのです。
ここからジョーダンの3ピート(3連覇)が始まるわけです。
このジョーダン率いるシカゴ・ブルズが優勝するまでのNBAは、ロサンゼルス・レイカーズ、ボストン・セルティックスの二強時代と呼ばれていました。
つまりブルズ、レイカーズ、セルティックスを中心に当時のNBAは回っていたのです。
なんとなくスラムダンクが連載され始めた時代のNBAの勢力図がわかりましたか?
NBAのチームが高校のモデルになっている
実は前出したNBAの勢力図がスラムダンクにも反映されているんです。
・マジック・ジョンソン率いるロサンゼルス・レイカーズが「常勝」海南のモデル
・ラリー・バード率いるボストン・セルティックスが神奈川2位の翔陽のモデル
・マイケルジョーダン率いるシカゴ・ブルズが湘北高校のモデル
神奈川の高校、海南、翔陽、湘北はこの時代のNBAのチームカラーがモデルとなっていて、勢力図も反映されているのです。
つまり、この時代に活躍したNBA選手が、スラムダンクのキャラクターのモデルになっているということです。
そう考えてみると、レイカーズのマジック・ジョンソンが海南の○○のモデルで、セルティックスのラリー・バードが翔陽の○○のモデルで、シカゴ・ブルズのマイケル・ジョーダンが湘北の○○のモデルになっていることは、すぐに分かってしまいますね。
それではスラムダンクのモデルとなったNBA選手をご紹介していきます。
スラムダンクのモデルとなった選手
流川楓のモデル【マイケル・ジョーダン】
湘北の1年エース流川楓のモデルが、バスケットの神様マイケル・ジョーダンなのは有名な話ですね。
1on1から得点を取りまくるプレースタイル。
エアと呼ばれたダブルクラッチやトリプルクラッチなどの、空中でのムーブ。
左肘につけたアームバンド。
異常なまでの競争心、負けず嫌いさ。
共通点は他にもたくさんあります。
流川のモデルについてはこちらの記事からどうぞ
>>スラムダンク流川のモデルがマイケルジョーダンとわかる10コの共通点!
桜木花道のモデル【デニス・ロッドマン!?】
ド派手なヘアスタイル、奇抜な行動や強力なリバウンドから、桜木のモデルはデニス・ロッドマンと思われがちですが、作者の井上氏が完全否定しています。
明確には桜木のモデルは存在しないというのが、残念ながら真実の
ようです。
桜木のモデルは「どちらかと言えばバークレー」という趣旨の発言を井上氏がしていました。
桜木のモデルとについてはこちらの記事からどうぞ
宮城リョータのモデル【ケビン・ジョンソン】
宮城のモデルは、小兵ながら抜群のスピードを武器に活躍したNBA選手ケビン・ジョンソンです。
ジョンソンは桜木のモデルと噂されたチャールズ・バークレーとチームメイトでした。
ツーブロックの髪型や身長、プレースタイルが宮城と激似です。選手引退後はサクラメント市長を務めるなど知的な面を持っているのも、なんとなく宮城っぽい感じがします。
また三井のモデルとされるNBA選手との関係が面白いです。
宮城のモデルについてはこちらの記事からどうぞ
三井寿のモデル【マーク・プライス】
三井のモデルは3ポイントシュートを武器にNBAで活躍したマーク・プライスと言われています。
身体能力はそれほど高くないかわりに抜群のバスケットセンスを持っているなど、三井との共通点は多いです。
マーク・プライスはドリームチームと言われた、アメリカ代表チームにも
選ばれているスーパースターです。
ということはスラムダンクの続編があれば、国体に選ばれ神奈川スーパーチームの一員になるなんてこともありそうですね。
三井寿のモデルについてはこちらの記事からどうぞ
>>スラムダンク三井寿のモデルとされる二人のNBA選手とは?
小暮公延のモデル【ジョン・パクソン】
小暮のモデルはマイケル・ジョーダンの元チームメイトのジョン・パクソンと言われています。
同じ背番号5をつけていたり、知性的なキャラクターなど多くの共通点があります。
決定的なのは小暮が決めた陵南戦での3ポイントシュートと同じようなシュートをパクソンも決めています。
シカゴブルズ最初の3ピート(3連覇)を決めた決勝3ポイントシュートはパクソンが決めています。
パクソンはジョーダンを支えた名脇役でした。
小暮のモデルについてはこちらの記事からどうぞ
>>スラムダンク小暮のモデル、パクソンを知ると小暮を好きになる?
赤木剛憲のモデル【デビッド・ロビンソン】
赤木のモデルはパトリック・ユーイングと思われていますが、実際はサンアントニオ・スパーズで活躍したNBA選手、デビッド・ロビンソンです。
あの角ばった髪型やパワフルなボースハンドダンクはデビッド・ロビンソンそのもですね。
ロビンソンは1990年代を席捲した名センターで、ニューヨーク・ニックスのパトリック・ユーイングがライバルでした。
ということは陵南の魚住は...言うまでもないですね。
ロビンソンはNBA入りする前に二年間の軍役についていて、海軍中尉で兵役を終えました。
そのこともあり現役時代は「提督」の愛称で呼ばれていました。
赤木の武士のような性格はこの提督のメンタリティーからきているのかもしれませんね。
赤木のモデルについてはこちらの記事からどうぞ
>>
魚住純のモデル【パトリック・ユーイング】
魚住のモデルはニューヨーク・ニックスで活躍したパトリック・ユーイングです。
ユーイングのライバルは赤木のモデルとなったデビッド・ロビンソンだったので間違いありません。
まず見た目の野性味ある感じがそっくりですよね。
ユーイングは元来ディフェンシブな選手なので、魚住のディフェンシブなプレースタイルはユーイングがモデルになっているとわかりますね。
またユーイングはあと一歩のところでNBA優勝を逃しています。
そんなところもモチーフになっているかはわかりませんが、魚住も神奈川県優勝をあと一歩のところで逃しています。
魚住のモデルについてはこちらの記事からどうぞ
>>
花形透のモデル【アキーム・オラジュワン】
花形と言えば華麗なフェイダウェイシュートなどの柔らかいプレースタイルですね。
そんな花形と同じプレースタイルをするNBA選手が存在します。
ドリームシェイクで知られる、NBA史上最高のセンターの1人、アキーム・オラジュワン
が花形のモデルと言われています。
ドリームシェイクとはオラジュワンが試合中に良く使う、華麗なピボットムーブです。
このドリームシェイクとフェイダウェイシュート、フックシュートを組み合わせた
オラジュワンのローポストアタックは最強レベルでした。
オラジュワンが所属するヒューストン・ロケッツを優勝に導いたときは、NBAファイナルで赤木のモデルとなったデビッド・ロビンソンと対決し、完勝しています。
花形透のモデルについてはこちらの記事からどうぞ
>>
牧紳一のモデル【マジック・ジョンソン】
牧が所属する海南がレイカーズがモデルになっているのは前出した通り。
そして牧のモデルになっているのは、もちろんマジック・ジョンソンです。
2mの長身で得点力とアシストを得意とした、NBA史上最高のポイントガードの一人ですね。
マジックはポイントガードですが、センターとして試合に出てNBA優勝をした経験もあるオールラウンダーでもあります。
一方の牧も湘北戦ではセンターの赤木をマークし、仕事をさせませんでしたね。
牧のポイントガードとしては異常なパワーは、マジックがモデルとなっている証拠ではないでしょうか。
牧紳一のモデルについてはこちらの記事からどうぞ
>>【スラムダンク】牧のモデルがマジック・ジョンソンとわかる共通点!
藤真健司のモデル【ラリー・バード】
翔陽の選手権監督・藤真のモデルとなったNBA選手は、ボストン・セルティックスで活躍したレジェンド、ラリー・バードと言われています。
バードは翔陽のモデルとなっているセルティックのエースとしてNBAを3度制覇しています。
バードのポジションはスモールフォワードで、正直いうと藤真とは似ても似つかないプレースタイルです。
ただバードは牧のモデルとなったマジック・ジョンソンと大学時代からのライバルで、NBAに入ってからも凌ぎを削っていたので、そのライバル関係は反映されているようです。
あとはバードは結構頭脳的な選手だったので、藤真の監督業はバード譲り的な
とこはあるかもしれません。
藤間健司のモデルについてはこちらの記事からどうぞ
>>
神宗一郎のモデル【レジー・ミラー】
スラムダンクのナンバーワンシューター神のモデルは、NBA史上屈指の3ポイントシューターのレジー・ミラーでしょう。
シュートフォームや体の線の細さが神と被ります。
神はもともとセンターをやっていましたが、身体能力の無さからシューターになりましたね。
また神が自分のことを入り出したら止まらないタイプのシューターと言っていましたが、ミラーも入り出したら止まらないタイプで、試合後半にはミラータイムと言われる無双タイムを良く見せてくれました。
神のモデルはレジー・ミラーで間違いないでしょう。
神のモデルについてはこちらの記事からどうぞ
>>
清田信長のモデル【ショーン・ケンプ】
野猿こと清田信長のモデルは、レインマンことショーン・ケンプと言われています。
レインとはダンクの雨を降らせるという意味と、ゲームを支配するreignから取られた呼び名でした。
それほどにケンプのダンクや身体能力はすさまじかったのです。
ケンプは208cmのサイズがありパワーフォワードでしたから、完全に清田と被るわけではありません。
ただ清田の派手なプレースタイルなどは、このケンプ譲りな気がします。
ケンプはNBAを制するチャンスがありましたが、ジョーダンに阻止されています。
ここらへんの勢力図も流川を中心に回っている神奈川の勢力図に近いなと思います。
清田信長のモデルについてはこちらの記事からどうぞ
>>
仙道彰のモデル【JUN】
引用:http://yuzyu.blog97.fc2.com
天才プレーヤー仙道のモデルはどんな凄いNBA選手なんだろうと思いますよね?
しかし実は仙道のモデルは実在する日本人なのです。
リアル仙道と言われ、ストリートボールリーグ「Legend」などで活躍した、Junという日本人が仙道のモデルです。
Junこと鈴木淳さんの高校生時代が仙道のモデルになったようです。
Junさんの風貌やプレースタイルを見れば、仙道のモデルなのはうなずけますよ。
190cmの長身でオールラウンドにプレーでき、仙道を彷彿させる華麗なパスを
出します。
あの仙道のモデルが日本人なんて嬉しいですよね。
仙道彰のモデルについてはこちらの記事からどうぞ
>>スラムダンク仙道のモデルは日本に実在した!JUNとは何者?
福田 吉兆のモデル【ラトレル・スプリーウェル】
福田吉兆のモデルは、福田と同じく無名から這い上がったNBA選手ラトレル・スプリーウェルと言われています。
スプリーウェルは大学時代は無名でしたが、ドラフト1巡目でピックされると、花華々しいデビューを飾りました。
独特のリズムから繰り出される爆発的なオフェンスは、どことなく福田と被りますね。
福田吉兆のモデルについてはこちらの記事からどうぞ
>>
沢北栄治のモデル【アンファニー・ハーダウェイ】
初めて流川に敗北の二文字を味わせたのが、高校生ナンバーワンプレイヤーの沢北でしたね。
沢北のモデルはマイケル・ジョーダンの後を継ぐスーパースターとして期待された「ペニー」ことアンファニー・ハーダウェイです。
まず一言。
完全に髪型はパクっただろ、と言いたくなるくらいの似せようです。
ハーダウェイは2mの身長でポイントガードやシューティングガードをこなすオールラウンダーでした。
ハーダウェイはジョーダンに敗北を味わせた人物でもあります。
ご存知の方も多いと思いますが、ジョーダンは最初の3ピート(3連覇)をした後に引退をしメジャーリーグを目指しています。
その後再びNBAに復帰するのですが....
復帰したジョーダン率いるシカゴ・ブルズはプレーオフで、ハーダウェイ率いるオーランド・マジックに敗北しています。
王朝時代のジョーダンに土をつけた唯一の選手、それがアンファニー・ハーダウェイなのです。
スラムダンクの中でも唯一流川に土をつけたのもペニーがモデルの沢北でしたね。
沢北栄治のモデルについてはこちらの記事からどうぞ
>>スラムダンク【沢北のモデル】は元人気NBA選手のペニー・ハーダウェイ!!
河田雅史のモデル【クラレンス・ウェザースプーン】
河田雅史のモデルは鋼の肉体、丸みのある顔をしているクラレンス・ウェザースプーン
と言われています。
なんとなく見た目が似ていますよね。
ウェザースプーンも河田同様3~5番までをこなす、プレーの幅が広い選手でした。
オールスター選出などはなかったので、どちらかと言えば地味な選手でしたね。
そういう意味では河田はモデルを超えた選手と言えるかもしれませんね。
河田雅史のモデルについてはこちらの記事からどうぞ
>>
河田美紀男のモデル【関口 聡史】
スラムダンク最高の巨漢、河田美紀男のモデルは関口聡史さんという日本字です。
関口さんは205cmの高さを武器に、山王工業のモデルとなった高校バスケ界の名門能代工業などで活躍した選手です。
ご自身のブログでも河田美紀男のモデルになったことを宣言しています。
河田美紀男のモデルについてはこちらからどうぞ
>>
森重寛のモデル【シャキール・オニール】
明朋の怪物ルーキー森重のモデルは言わずもがな、シャックことシャキール・オニールですね。
ディフェンスがもはや手を付けられないほどの圧倒的な高さとパワーは、シャックと森重に共通しています。
規格外の身体能力を武器にNBAで活躍したシャックはNBA史上最高の支配的なセンターとして知られています。
シャックの規格外のパワーから繰り出されるスラムダンクは、幾度となくバスケットゴールを粉砕しています。
作中では詳しいプレーの描写がない森重ですが、おそらくシャック同様に身体能力任せのプレースタイルをしているのでしょう。
見た目もそっくりな森重とシャックですが、若い頃のシャックはまさに瓜二つですね。
森重寛のモデルについてはこちらの記事からどうぞ
>>
土屋淳史のモデルは梶山信吾
あの彦一が「どことなく仙道さんタイプ」と評した大栄学園の土屋のモデルは、元日本代表で現在はBリーグの名古屋ダイヤモンドドルフィンズのヘッドコーチを務めている梶山信吾さんのようです。
たしかに風貌はめちゃくちゃ似ています。
梶山さんの出身校は土屋と同じく大坂の大商学園で、梶山さんが在籍した当時は全国制覇を果たしています。
となるとインターハイ優勝した高校はもしかしたら大栄学園ということに!?
土屋のモデルについてはコチラの記事からどうぞ
>>スラムダンク土屋の実力は?元日本代表のモデルがいたことが判明!
スラムダンクのモデルになったNBA選手まとめ
スラムダンクのモデルになったNBA選手をまとめてみました。
1990年前後に活躍したNBA選手の多くがスラムダンクのキャラクターのモデルになっていますね。
NBAの当時の勢力図を知ることで、より誰がモデルになっているかが腑に落ちたのではないでしょうか?
またNBA選手以外にも日本人選手もモデルになっていることは、意外だったかもしれませんね。
モデルを知った上でスラムダンクを読み直すと、また違った楽しさがありますので、スラムダンクをもう一度読み直してみては?
この記事ではアニメ「スラムダンク」をスマホやタブレットで無料で視聴する方法を紹介しています。
おすすめ記事
>>【スラムダンク】身長ランキング!各高校の平均身長も公開!
>>【これで決定!】スラムダンク最強選手ランキングベスト20!