不朽の青春バスケ漫画スラムダンクの主人公桜木花道。
桜木は奇抜な髪形や問題行動が目立つことから、NBAで活躍したデニス・ロッドマンがモデルなのではと言われていますね。
しかし一部ではチャールズ・バークレーがモデルという説も出ています。
はたして桜木花道のモデルはデニス・ロッドマンなのか?それともチャール・ズバークレーなのか?
デニス・ロッドマンとは?
デニス・ロッドマンとは湘北高校のモデルとなったシカゴ・ブルズなどで活躍した元NBA選手で、ジョーダンと共に3ピート(3連覇)をはたし、リバウンド王に8回も輝いた人物。
桜木とロッドマンの8つの共通点
桜木のモデルがロッドマンと言われているのには理由があります。
それは2人に隠しようのない程の多くの共通点があるからです。
それでは桜木とロッドマンのつの8つの共通点をご紹介します。
赤坊主
桜木もロッドマンも赤坊主頭をしています。
ちなみに桜木が坊主になったきっかけは、インターハイ出場を懸けた神奈川県予選の決勝リーグの海南戦でのこと。
試合残り時間数秒でオフェンスリバウンドを取った桜木が逆転を狙って、主将赤木にパスをするも痛恨のパスミスを冒してしまい負けてしまう。
その責任を感じた桜木は反省の意を込めて頭を丸めました。
余談ですが桜木は海南の高砂に間違ってパスをしたわけですが、赤木と高砂の見た目が似すぎと思った読者は多いのでは?
ロッドマンは赤坊主を始めリーグ1奇抜なヘアースタイルをしていました。
ロッドマンの髪形は様々あり、緑色やヒョウ柄といったものもある。
問題児&問題行動
桜木もロッドマンも超がつくほどの問題児で数々の問題行動を見せています。
桜木の問題児エピソード
桜木はバスケを始める前は超がつく程の札付きのワルで、物語が進むにつれて問題行動も少なっていきますが、本質的にはかなりの問題児です。
自分の思うとおりに行かないと気が済まない桜木は、気に入らないことがあると見境なく暴れ散らし、湘北の絶対的なキャプテンである赤木に対しても頭突きをかますことも。
陵南との練習試合では陵南の田岡監督に対し、カンチョウをお見舞いするなど数々の問題行動を見せた桜木。
よく練習試合が中止にならなかったなと感心するレベルです。
ロッドマンの問題児エピソード
ロッドマンはバッドボーイズと言われたピストンズに所属していたころから、荒いフィジカルなプレーや、激しいファールなどをしており、のちにチームメイトとなるジョーダンとも良くやりあっていました。
乱闘騒ぎは日常茶飯事で、トラッシュトークを頻繁に行うところも桜木と被るところは多いです。
ちなみに桜木が最も得意とする打撃技は頭突きですが、ロッドマンも頭突きを審判にかましたことがあります。
ロッドマンが活躍したころのNBAは、今と比べるとかなり激しかったですからね。
1プレーで流れを引き寄せる
バスケットの技術は素人同然の桜木ですが、試合では度々流れを引き寄せるプレーを見せていますね。
特に山王戦ではその能力の高さを見せてくれました。
山王戦の後半に負傷退場してから試合に戻ると、会場のお客さんまでも味方につけて流れを引き寄せていましたね。
ロッドマンも桜木同様に1プレーで流れを引き寄せることができるプレイヤーでした。
ディフェンスでも一流だったロッドマンはオフェンスチャージングを貰うのが上手く、ロッドマンがチャージングを奪うと会場も大盛り上がりして流れを引き寄せるということが多々ありました。
リバウンド
桜木最大の武器と言えばリバウンドですね。
天性のパワーとジャンプ力、そしてキャプテン赤木に「リバウンドを制する者はゲームを制す」と諭され、特別練習をしたことから、リバウンド能力を開花させました。
試合では桜木のリバウンドがチームのピンチを何度も救い、「リバウンドを制する者はゲームを制す」を文字通り体現してくれました。
一方ロッドマンは、NBA最多8回のリバウンド王に輝いています。
1991-92シーズンに記録した平均リバウンド数は驚異の18.7本。
リバウンドの強さも非常に似ているところが多い。
頭脳的
桜木とロッドマンはどちらも問題児で、見た目的には頭脳的とは真逆の存在に見えますが、実はどちらも頭脳的な一面を持っています。
桜木は山王戦で沢北のプレーを予測し、赤木に時間差でブロックする作戦を提案し、見事作戦を的中させ沢北を赤木にブロックさせました。
一方のロッドマンはシカゴ・ブルズで使っていたオフェンスシステム、トライアングルオフェンスを誰よりも早く理解していたとマイケル・ジョーダンが語っています。
二人とも見た目によらず頭脳的なんです。
ルーズボール
桜木のボールへの執着心は作中で誰よりも高く、ルーズボールを追ってパイプ椅子が並ぶベンチに飛び込むこともいとわない。
ロッドマンも桜木同様ボールへの執着心は凄いものがあり、ルーズボールを追ってベンチに飛び込むことは日常茶飯事でした。
ディフェンス
桜木はここぞというときにディフェンス力を発揮する。
バスケットの経験が少ないため、予測や反応が遅れてオフェンスに抜かれることも多いですが、ありあまる身体能力を活かし絶体絶命の場面でチームを救うブロックを決めてくれます。
ロッドマンはリバウンド以外にもディフェンスも一流で、NBAで最高のディフェンダーに贈られる最優秀守備選手賞に二回も輝いています。
身長201cmとパワーフォワードとしては小柄なロッドマンですが、ブロックも得意でした。
背番号10
桜木は当初流川がつけるはずだった背番号10を、流川より下の背番号は許せないとわがままを言って、無理やり勝ち取りましたね。
しかもこのゴタゴタが陵南との練習試合直前の出来事というのがまた面白いところですよね。
ロッドマンはスパーズ、ピストンズ時代に背番号10をつけていました。
ピストンズ時代に2度のNBA制覇に貢献したロッドマンの背番号10は、現在ピストンズの永久欠番になっています。
作者が完全否定
見た目からプレースタイルまで生き写しのような桜木とロッドマンですが、桜木のモデルはロッドマンではないと作者の井上雄彦氏が明言しています。
「花道にモデルは居ない。居るとすればチャールズ バークレー」
by 井上雄彦
スラムダンクが連載され始めた時期のロッドマンはスパーズに所属していて、髪形は黒髪の坊主でした。
桜木のモデルは存在しないということらしい。
桜木のモデルはバークレー?
井上氏が言っていたバークレーとはシクサーズ、、サンズ、ロケッツなどで活躍したパワーフォワード。
「空飛ぶ冷蔵庫」の異名を持ち、NBA史上最高のパワーフォワードの1人です。
桜木とバークレーの共通点
桜木とバークレーにもいくつかの共通点があり、特に神奈川県予選後の桜木はバークレーのプレースタイルに近いところがある。
2人の共通点を見てみよう。
パワーフォワードとしては小柄なサイズ
桜木もバークレーもパワーフォワードとしては小柄なサイズでした。
桜木が188cm、バーククレーが203cm。
抜群の身体能力
桜木は恐らく身体能力だけなら作中ナンバー1ですが、バークレーも抜群の身体能力を持っていました。
あのマイケル・ジョーダンのトレーナーを務めていたティム・グローバーが「身体能力だけならバークレーのが優れている」と語っていました。
ジョーダンよりも身体能力が上とは驚きですね。
ライバル
桜木はジョーダンがモデルとなった流川がライバルで、バークレーは流川のモデルとなったジョーダンとライバルでした。
バークレーはNBA優勝をするチャンスがありましたが、ジョーダンに阻まれて優勝を逃しています。
ミドルシュート
桜木が神奈川県予選終了後に習得したミドルシュートは、バークレーも得意としていました。
まとめ
桜木花道のモデルは風貌やプレースタイルが酷似するデニス・ロッドマンと思われていますが、作者の井上氏が完全否定しています。
いるとすればチャールズバークレーと井上氏が語っていたため、明確なモデルは存在せず桜木はオリジナルキャラということですね。
まあそれにしても桜木とロッドマンは酷似しているので、作品を描いていくうちにロッドマンのプレーにインスピレーションを受けた可能性が高いのではないでしょうか。
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