スラムダンクの神奈川の王者・海南と言えば、17年連続でインターハイ出場をはたしている超強豪校ですね。
インターハイでは全国2位にも輝いています。
横断幕には「常勝」の二文字が刻まれていて、海南バスケ部には勝利が義務付けられています。
海南の高頭監督が「うちに天才はいないが、うちが最強だ」というように、海南メンバーを見るとそれほど天才プレイヤーはいません。
しかしながら、海南はなぜか強いです。
今回はそんな地味ながら強い海南大付属高校のメンバーを紹介します。
海南メンバーを紹介
牧紳一
王者海南のキャプテンで神奈川No.1プレイヤー。「帝王」の異名を持つ男。
身長184cm、体重79kgという高校生離れした体格で、ポジションはポイントガード。
得意プレーはその体格とスピードを活かしたドリブルペネトレイトで、牧がディフェンスを切り裂き、神奈川No.1シューター神の3ポイントシュートというのは鉄板です。
また、ペネトレイトからディフェンスと接触しながらもシュートをねじ込む、抜群のボディーバランスも持っています。
湘北戦ではスピードスターの宮城を抜き去り、ゴリラ赤木からファールを受けながらシュートを決めました。
また、牧はオフェンスだけでなく、無尽蔵のスタミナとディフェンス力も持ち合わせていて、湘北戦ではフル出場して、終盤にはセンターの赤木のディフェンスにつきシャットアウトしています。
牧のスタミナに関しては、陵南の田岡先生も「こういう競ったゲームでは終盤の疲れはてた時にこそ大事な場面がある。その場面でまだあれだけのプレイができる牧紳一...やはり相当ハードに鍛えているんだろう....圧巻だ」と漏らすほど底なしです。
牧のプレー面での弱点は見当たりませんが、ゆいつあるとすればロングレンジシュートです。
作中ではアウトサイドシュートを打っている描写がないので、もしかしたらシュートはあまり得意ではないのかもしれません。
ただ、海南にはシューター神がいるので、あえて自分はペネトレイトに徹しているとも考えられますが...
いずれにしても、スラムダンクのなかで最強クラスのキャラクターには間違いないです。
海南が強いのは、この牧が規格外の実力を持っているからでしょう。
>>【スラムダンク】牧のモデルがマジック・ジョンソンとわかる共通点!
>>【スラムダンク】牧が履いてるバッシュは【インティミデーター】!?
高砂一馬
地味ながら技巧派な一面を持つセンター。
身長191cm体重80kgと、同じ神奈川の赤木や魚住と比べるといくぶん地味な体格で、初登場当初は特に目立った活躍はありませんでした。
しかしながら湘北戦の後半には、大事な場面で桜木のリバウンドを抑えるなどの活躍をします。
ま、直後に宮城からボールを見事に奪われていますが(汗)
また、相手の力量を見抜く才能は高く、湘北戦では素人の桜木に対し、「あいつを素人とは考えない。赤木級のプレイヤーのつもりであたる」と発言していて、桜木のポテンシャルを見抜いていました。
ここらへんでおごらないのが、さすが地味でも海南のスタメンだけのことはあります。
また、高砂は力と力、高さと高さで敵わない相手には頭を使って応戦することができ、陵南戦では魚住を4ファールに追い込みました。
ここら辺の経験はさすがに強豪海南でもまれてるだけのことはありますね。
そして、高砂と言えばやはりこのシーンです。
湘北戦では桜木からパスミスを誘発させる、赤木へ寄せた風貌です。
コアなスラダンファンの間では、「擬態のプロ」なんて呼ばれていますね(笑)
武藤正
海南のスタメンで1番地味で知名度が低い選手。
身長184cm体重75kgと高校生にしてはガッチリとした体格をした3年生で、印象的なシーンは湘北戦でドフリーのシュートを落としたこと。
この印象だけが残ってイマイチ微妙な選手に見える武藤ですが、湘北戦では前の試合で活躍した三井を完全シャットアウトしています。
さすが海南のスタメンを張る3年生なだけあって、スタミナなどは超高校級ということなのでしょう。
ちなみに、アニメでは性格が悪そうなシーンがあったりします。
また、インターハイでは、湘北が山王と戦ってるときに、山王の松本を見て「沢北がいなければどこでもエースをはれる男さ」などと発言していて、さすがに全国常連なだけあって他校の選手に詳しいという一面を披露しています。
これといった活躍がない武藤ですが、海南のスタメンを勝ち取っているので基本スペックは低くないでしょう。
清田信長
自称ナンバーワンルーキーの目立ちたがり屋の1年生。
同じ1年生の湘北の流川をライバルしてるが、2人の実力差はかなりありそう。
清田は身長178cmとバスケット選手としては小柄なほうですが、抜群の身体能力を生かしたダンクシュートが魅力の選手です。
湘北戦では桜木のブロックをかわしてリバースダンクを決めています。
そして、清田のベストプレーと言えばこのシーンですね。
身長2mを超える魚住の上からダンクをかましたのはまさにアンビリーバブルでした(驚)
ただ、バスケットのスキル自体はイマイチな印象で、普通に点数を決めてるシーンはありません。
おそらく作中で得点を決めてるのはダンクだけです。
これだけの身体能力にシュート力などがつけば沢北級の選手になれる素質はあるかもしれませんね。
神宗一郎
神奈川の得点王&ベスト5の3ポイントシューター。
湘北バスケ部のマネージャーをつとめる彩子が「あまりのなめらかさに鳥肌がたったわ」と言うほど、神のシュートフォームは美しく、そして正確無比です。
もともとはセンターとして海南バスケ部に入った神ですが、身体能力の低さや、線が細くフィジカルが弱いことからセンターをあきらめてシューターにコンバートしました。
この神の凄いところは、作中でシュートを外した描写が1本もないとこです。
そう、つまり、シュート確率100%の男なんです。
しかも、スリーポイントラインからさらに遠い距離からもシュートを沈めてくるので、絶対にフリーにはできません。
湘北は神に対して桜木をマンマークでべったりつけていましたね。
神がコート上にいるかぎりディフェンスは、シュートを警戒して外に広がらず終えません。
しかし、そうなると牧がペイントエリアに侵入してくるので、神&牧は非常に止めずらい厄介な存在と言えます。
また、湘北の試合を観戦に行く際には、1個下の後輩である清田信長を自転車の後ろに乗せてあげるなど、後輩に寛容なキャラクターなのが好印象ですね。
>>【スラムダンク】神vs三井!どっちが上なのかついに決着!
宮益義則
宮益義則は3ポイントシュートを得意とする常勝・海南のシックスマンです。
身長160cm体重40kgと、かなり見た目はひ弱そうですが、非凡なシュートセンスを持っていて、湘北戦では得意の3ポイントシュートで活躍していましたね。
海南の高頭監督も「シュートだけならお前(神)を除けばうちでNo.1だなあ、あいつは」と発言し、宮益のシュート力には信頼をおいていることがわかります。
宮益は純粋にシュートだけなら作中でもトップクラスの選手かもしれませんね。
小菅
小菅は海南のベンチメンバーです。
小菅が初めて試合に出たのが馬宮西と戦ったインターハイ1回戦のときで、すでに海南勝敗が決定づいたあとにベンチから出場しました。
背番号は8番をつけているので宮益の次の実力者と思われます。
小菅が試合に出たのはインターハイのときですが、実は陵南戦前に神に話かけていたときが初登場シーンです。
また、アニメでは3年の武藤を呼び捨てにしているシーンがあったので、小菅は海南の3年生ということになります。
小菅は強豪・海南のユニフォームを取るほどの選手なので、実力はかなり高いのかもしれませんね。
高頭力
強豪・海南を指揮する智将。
試合中はセンスで仰いだりして余裕をアピールする癖がありますが、試合が思い通りに進まないと途端に期限が悪くなります。
湘北戦では流川の連続得点に腹を立て、センスを真っ二つに追っていましたね(笑)
しかし、監督としての力量は確かなもので、湘北戦では桜木が素人とすぐに見抜くと、宮益をマッチアップさせて桜木を丸裸にさせています。
また、湘北対山王戦を観戦していた時は、試合状況を誰よりも見抜いており、さすが智将と言った感じです。
高頭は監督になる前は自身もプレイヤーとして活躍していて、神奈川で言えば流川のような存在だったようです。
また、スラムダンク最終話から10日後を描いた、「スラムダンクあれから10日後」では、田岡先生と国体の監督がどちらをやるかで争ってるとこが描かれています。
海南メンバーは地味だが強い
海南は神奈川を17年連続で制したわけですが、タレント性は結構、地味目に感じます。
タレント性だけで言えば、神奈川2位の湘北の方が揃っています。
牧、神、清田はインパクトありますが、なんといっても高砂と武藤が地味なので。
とは言え、高砂にしても武藤にしても他校からすれば欲しい人材であるとは思いますが。
海南の強さは、牧&神のホットラインと、無尽蔵のスタミナにあるのでしょう。
海南は地味ながら強いチームですね。